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知る概要と歴史

住職挨拶

禅の言葉に「日々是好日」というものがあります。
「毎日が穏やかで良い日だ」という意味ではありません。
その日にはその日の良いことや辛く大変な事があります。しかし見方を変えてみれば
よい日にはまた違った良さ、大変な日には何か素晴らしい点があるという意味です。
日々の一喜一憂にとらわれずに清々しく生きていくことが大切だという事です。

龍谷寺の概要と歴史

宗旨
曹洞宗
山号
雲興山
寺号
龍谷寺
本山
大本山永平寺 高祖道元禅師ご開山(福井県吉田郡永平寺町志比)
大本山總持寺 太祖瑩山禅師ご開山(神奈川県横浜市鶴見区鶴見)
本尊
釈迦牟尼仏
本尊唱名
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)

龍谷寺の開基は、藤原則武と伝えられ、1520年ごろに三州篠原永沢寺3世心月宋光大和尚が三州の城主渡辺守綱の助力を得て伽藍を整備し、開山しました。現在第38世法覚隆真大和尚に至るまで約500年にわたり、お釈迦様の教えを受け継いでいます。

龍谷寺は昭和34年、東海地方に上陸した伊勢湾台風で本堂や庫裡など大部分の建物を失いました。その後、復興に取り組み、昭和60年代には山容整備事業を立ち上げ、少しずつ現在の伽藍へと復興していきました。

現本堂は、第36世成田芳髓住職が戦前、中国上海で海外布教に取り組んだ際、建築した長徳院本堂を戦後になって再建したものです。その後、鐘楼門、観音堂、十二支、七福神、三十三観音堂の整備や茶室「心月庵」、観月の間の建設をしました。

平成9年の第38世成田隆真住職晋山式の折には、庫裡の改築を行い現在に至っています。

第36世大環正應得道芳髓大和尚は、大本山總持寺の独住22世貫首及び曹洞宗管長を務めました。

大環正應禅師得道芳髓大和尚 略履歴

明治38年12月29日生まれ

大正06年
14歳得度を受ける
大正13年
龍谷寺へ入寺
昭和19年
曹洞宗管長髙階瀧仙禅師と上海にて出会う
昭和21年
曹洞宗宗務庁に奉職
昭和47年
大本山總持寺監院就任
昭和51年
覚王山日泰寺専門僧堂長就任
昭和57年
大本山總持寺副貫首就任
昭和59年
岩手県正法寺住職就任
平成08年
大本山總持寺貫首就任(独住22世)
平成10年
曹洞宗管長就任 同日遷化

曹洞宗大本山總持寺 報恩大授戒会 焼香師記念
平成26年4月13日、龍谷寺36世大環正應得道芳髓禅師十七回忌法要と、龍谷寺38世成田隆真の焼香師法要が、龍谷寺の法類寺院や檀信徒、大宮東光寺関係者の皆様300余名が隨喜し、大本山總持寺において厳修されました。